当メディアでもおすすめのオンラインそろばん教室としてご紹介をさせていただいている「東谷珠算塾」は、型にはまった授業ではなく、年齢や性格、特性に合わせて、生徒に寄り添った指導が特徴です。
今回は、「東谷珠算塾」で塾長を務める東谷菜摘(ひがしたに なつみ)先生にお話を伺いました。
そろばんとの出会い、そして現在
はじめに自己紹介をお願いします
はじめまして(^^)!
東谷珠算塾 塾長の東谷菜摘です。
生徒からは「なつみ先生」や「なっちゃん先生」と呼ばれています。
お話大好きな生粋の大阪人で、遊びも勉強も仕事も全力投球。
明るさと元気が取り柄の少し涙脆い32歳です。
私は6歳からそろばんを習い、珠算9段・暗算8段を取得して、19歳で卒業しました。
小学生の頃から全国大会に出場し、中1の時に日商の珠算1級満点合格、高1で全商の珠算部門1級、ビジネス計算部門1級をそれぞれ満点合格しています。
約10年間そろばんから離れていましたが、29歳で講師として再びそろばんの世界へ戻ってきました。
今は教えるだけでなく、スキルアップのため10段目指して日々練習中です!
指導で大切にしていることを教えて下さい
生徒みんなが卒業までに1級を取得できる環境を用意すること、
そして集中力・忍耐力・継続力など、計算力以外の特別なスキルを身につけ、「自分なりに頑張った」と、自信を持って卒業してもらうことです。
そのために「楽しい」「続けたい」「わかりやすい」を大切にした授業を心がけています。
特に入塾したばかりの子には、「この先生、なんか楽しい!」「話しやすい」と思ってもらえるように、表情や会話、リアクションには気を配っています。
真面目な授業だけよりも、一言だけでも世間話をすることで、緊張がほぐれて、生徒が質問をしやすくなるんですよね。
授業の後に、お気に入りのおもちゃを見せてくれたり、学校やお友達のことをお話してくれる生徒さんも多いです♪
なかなか心を開いてもらえない生徒さんとは交換日記などもしています。
授業では、苦手な問題は個別に作成や、解説動画を随時共有し「わかったつもり」ではなく「できる」まで徹底的にサポートしています。
オンラインで顔が見えにくい分、声のトーンや手の動きからしっかり読み取って、個別指導の良さを最大限活かしています。
そして、私自身の全国大会の経験や、そろばん日本一の方々の練習を間近で見たり、直々にアドバイスを受けた経験から、私の知る技術やコツを、中級者から上級者に惜しみなく伝えています。
他校の教室とは、ここが違う!
他校のオンラインそろばん教室との違いはどんなところですか?
ただ「計算が速くなる」だけではなく、将来に活かせる思考力・判断力・論理的思考力、そして自分で考え意見を言う自主性や、保護者様から離れて自立に繋がる自主行動を育てることを重視しています。
算数や数学、受験、将来の仕事や生活にまでつなげていけるように、お金の計算・ビジネスの基礎・「なぜそうなるのか」も指導しています。
たとえば、「0×4」「3−(−1)」などの算数の問題も、「解けるけど、なぜそうなるかわからない」という子も少なくありません。
解き方をただ教えて一時的に覚えるのではなく、例え話や絵、お菓子などを使って、意味や考え方を、深く印象付けることでお子様の知識が増え「数字が得意な子」に繋がる手助けをしています。
また、小規模な個人塾だからこそ、一人ひとりの生徒と保護者様に深く関わることができるのが強みです。
卒業後も経過報告や相談をしてくれる方も多く、卒業後の生徒の成長を聞くのも楽しみです。
しかし生徒一人ひとりに対して思い入れがある分、生徒が卒業する最後の授業の日に、今までの成長を思い返して影で泣くことが悩みでもあります。

どんな子どもたちが学んでいますか?
最年少は3歳、最年長は65歳の方まで幅広くいらっしゃいます!
海外在住で近くにそろばん教室がない方や、集団が苦手なお子様、発話が難しいお子様なども多く通ってくれています。
筆談やジェスチャーを使って授業を進めることもありますが、それもオンライン個別指導ならではの柔軟さだと思っています。
多動気味の生徒さんは雑談しながら練習、集中ができない生徒さんは15分ごとに小休憩、保護者のご理解の元で授業を中断して雑談など、型にはまった授業ではなく、その子の年齢や性格、特性に合わせて授業内容や進め方、言葉の選び方を変えられるのが、個別指導のいちばんの強みですね。

指導を通して生まれた感動の瞬間
これまでの講師人生で印象的な体験はありますか?
たくさん思い出はありますが、ある小学生の生徒さんとの授業中に、私が泣かされたお話をします。
その子は、2年経ってもなかなか初歩が覚えられず、授業のたびに泣いていた時期がありました。
数ヶ月間、励まし続けましたが毎回泣いてしまうので、「そろばんが嫌いになるのではないか。一旦そろばんから距離を置くのがこの子のためではないか」と悩み、保護者の方とも何度も相談していました。
「そろばん嫌い。辞めたい」と言い出すことが増え、「そんなに嫌いなのにどうして続けるの?毎回泣いて、しんどくないの?辞めたりお休みしてもいいんだよ?」とたずねると、
「先生みたいにそろばんができるようになりたい、先生みたいな先生になりたいからがんばる、先生と一緒に働きたいから」と泣きながら言ってくれたんです。
想像していなかった回答に、私も涙が溢れ、涙をこらえるのに必死でした。
子どもの純粋な気持ちって本当に真っ直ぐで心に突き刺さりますね。
今もその子は受講を続けてくれていて、ゆっくりではあるけれど、その子なりに確実に成長しています。
十数年後、一緒に働く日が本当に来るといいなって、とても楽しみにしているんです。
オンライン学習の不安を解消!安心して始めるためのポイント
オンライン学習を躊躇している親御さんへのアドバイス
「ちゃんと集中できるのかな?」「対面じゃないと理解しにくいのでは?」と不安に思われるのは自然なことです。
実際には、画面越しでも子どもの様子はしっかり伝わってきます。
声のトーンや沈黙の長さ、ちょっとした動きから「今の理解してないな」と気づくこともたくさんあります。
また、対面では集団で流されてしまうこともありますが、個別指導なら、その子に集中する時間をつくれます。
質問がしやすかったり、頑張る姿を保護者の方が間近で見れたりと、オンラインかつ個別指導ならではのメリットも多いんです。
「先生に教えてもらって良かった」と嬉しいご感想を仰る方も多いので、迷っている方はぜひ一度体験してみてほしいです。
そろばん学習を検討している方へのメッセージ
そろばんは、ただの「計算練習」ではなくて、集中力・瞬時の判断力・粘り強さなど、一生モノの力が身につく学びです。
そして何より、「できた!」という達成感が、お子様の自信や自己肯定感にもつながります。
向き・不向きやペースはそれぞれですし、始めてみるまでわからないことも多いので、まずは「ちょっと気になるな」くらいの気持ちで大丈夫です。
相談だけ、体験だけでも大歓迎ですので、ぜひお気軽にお問い合わせくださいね。
お子様の気持ちやご家庭のご都合を第一に、成長や将来につながる最適な方法を一緒に考えましょう。
東谷珠算塾の公式サイトはこちら


※ 掲載内容は取材当時のものです。

