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そろばん検定は何歳で何級を目指すべき?検定の種類や合格率、正式名称を教えて!

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そろばん検定は何歳で何級を目指すべき?
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そろばん学習の目標の1つとして、そろばん検定(珠算検定・暗算検定)の合格があります。

しかし、そろばん検定にはいくつか種類があり、難易度や知名度・権威性も異なります。

では、どのそろばん検定を受ければ良いのでしょうか? また、何歳で何級の検定を受けるべきなのでしょうか?

この知識がある方が漠然と子供にそろばん教室に通わせるより、目標設定しやすいですよね。

この記事では、そろばん検定について詳しく解説すると共に「何歳で何級の検定を受けるべきか?」についてもご紹介します。

複数のそろばん教室への独自調査データに、2人の子供をそろばん教室に通わせている私のこれまでの経験談を加え、分かりやすく解説します。

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目次

年齢別そろばん検定で目指すべき「級」の目安

大前提として、そろばんの上達度は習い始める時期や週に何回そろばんに向き合っているかによって大きく変わるため、「何歳で何級を目指すべき」といった目安は一概には言えません。

とは言え、ざっくりでも良いの目標とする目安を知るため、
複数のそろばん教室に直接お問い合わせをして独自調査を行った結果をご紹介します。
ぜひ、参考程度にご活用ください。

学年年齢級・段
小学1年生6~7歳10~8 級
小学2年生7~8歳7~6 級
小学3年生8~9歳6~5 級
小学4年生9~10歳4~3 級
小学5年生10~11歳3〜2 級
小学6年生11~12歳1級〜段位取得
小学1年生の4月からそろばん教室に通い始めた場合の日珠連​の級

インターネットで調べても情報の出所がはっきりしたものが見つからなかったため、複数のそろばん教室にお問い合わせをして独自調査を実施、上記の一覧表にまとめましました。

全てのそろばん教室から『個人差があるため、学年別の目指すべき級位の目安は明確に区切りをつけにくい』という回答が多く、その大前提を承諾した上で回答を頂きました。

尚、学年別に取得するべきそろばん検定の級位には各教室でバラつきがあったものの、小学1年生からそろばん教室に通い始めた場合、小学校の卒業までに1級を目指すというのは、共通した近しい回答を頂けました。

最新のそろばん学習はオンライン

最近ではオンラインでそろばんを習う家庭も増えてきています。全体的にオンライン学習に抵抗が無い家庭が多くなっていることや、1度やってみるとその効率の良さにハマる人も私の周りにたくさんいます。

スポーツや芸術など、先生の元で直接習った方が良さそうなもの以外は、オンライン学習に切り替えて「送迎」や「授業の振替」の手間、スケジュール調整を効率化している家庭が増えています。

両手でそろばん?!特許技術の未来型そろばんアプリ

そろタッチ

両手でそろばん?!特許技術の未来型そろばんアプリ
スクロールできます
アプリ名そろタッチ
対応機種iPhone・Android
料金有料
受賞・日本e-Learning大賞の頂点となる「最優秀賞」
・キッズデザイン賞受賞(2018年)

有料版のアプリですが、衝撃を受けたアプリのため、少しだけ紹介させてください。
あなたも「こういうやり方もあるのか!」と、知識としておさえておくだけでも有益かと思います。

そろタッチは、特許技術とママ目線で作られた優れたUXで高い学習効果が得られるそろばんアプリです。既に世界15カ国で導入され、さまざまなアワードを受賞しています。

タブレット上のそろばんを両手を使って操作する様は、これまでのそろばん教室のイメージを覆すインパクトがあります。

2024年3月に開催された 全大阪速算会学年別珠算競技大会 では、両手使いの子どもがいました。
今後、そろタッチのやり方も主流になるかもしれませんね。

両手づかい、ちょっとかっこいいかも!

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そろばん式暗算学習アプリ

そろばん検定(珠算検定)のメリット・デメリット

そろばんの「級」や「段」とは?

そろばんの「級」や「段」は、その能力をはかる尺度として存在し、検定試験の合否によって証明されます。

そろばんの検定試験を実施している団体は複数あり、その中でも代表的なものは日珠連​(​日本珠算連盟​)​と 全珠連​(​全国珠算教育連盟​)です。

日珠連の場合は、10級から1級まであり、1級を突破すると「初段」になり、最大10段まで段位があります。全珠連も段位については同様ですが、級は15級〜1級まであります。

この日珠連​(​日本珠算連盟​)​と 全珠連​(​全国珠算教育連盟​)との違いやどちらの検定試験を受験するべきかについては後ほど解説します。

そろばん検定のメリット

そろばんの「級」や「段」を取得するメリットは数多く存在しますが、その中でも一番の利点は自信を持てることです。自身の能力を公的な試験で評価され、その証明として賞状を取得できます。

継続的なそろばん学習の積み重ねが検定合格という成功体験につながることで、自己肯定感が高まり、さらなる高みを目指すモチベーションに繋がります。

まさに「やればできる」「努力すれば結果がついてくる」ということを幼い頃から経験できるのは、その後の人生においてプラスでしかありません。

また、受験や就職の際には、そろばん検定で級を取得している人のことを単純に「計算が早い人」という見方はしません。

担当者はプロですので、そろばんのメリットは熟知しており、集中力や忍耐力・想像力の優れた人という評価をされます。上位の級や段位を取得していることは、必ずアドバンテージになることは間違いありません。

そろばん検定のデメリット

そろばんの「級」や「段」を取得するデメリットですが、私は特に無いと考えています。

よく受験料や時間の投資がかかると指摘しているメディアもありますが、どのような検定試験でも受験料は必要で、取得に向けて時間と努力は必須です。

これをデメリットと言ってしまうのは私の持論ですが間違いです。逆に無料で簡単に取得できる検定に果たして価値があるのか?と思ってしまいます。

あえて検定試験のデメリットを挙げるとすれば、十分なレベルに達していないにも関わらず上位級の検定を受けて失敗し、そろばんへのモチベーションが下がって辞めてしまう可能性があることです。

これに関しては、そろばん教室に通っていれば講師が合格できるレベルに達しているか見極めた上で受験させてくれるので回避できることが多いです。

また、私個人としては不合格という挫折からの再挑戦という経験も大事かなと思うところがあり、この点に関しても正直ネガティブな印象はありません。

そろばん検定を知って攻略しよう!

代表的なそろばん連盟

そろばん検定には、各そろばん教室が独自で実施しているものもあれば、代表的な珠算連盟が主催する社会的に認められた検定試験もあります。

知名度のある珠算連盟は次の4つです。みなさんもどれか1つは聞いた事ありませんか?

この4つの中でも、国内のそろばん教室の9割が、日珠連​ か ​全珠連 に加盟しているため、基本的にそろばん連盟の代表はこの2団体を指します。

代表的なそろばん検定(珠算検定)と正式名称

検定の代表的なものに、日本商工会議所と日本珠算連盟(日珠連)が共催している検定試験と、全国珠算教育連盟(全珠連)と文部科学省が共催している検定試験の2つがあります。

どちらも年齢や性別といった受験資格の制限はなく、誰でも受験可能です。

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検定試験の正式名称主催 / 後援
1~6級日本商工会議所珠算能力検定【主催】日本商工会議所
7~10級、準1~3級日本珠算連盟珠算能力検定【主催】日本珠算連盟 【後援】日本商工会議所
準初段~十段日本珠算連盟段位認定【主催】日本珠算連盟
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検定試験の正式名称主催 / 後援
1~15級、準1~6級全国珠算教育連盟珠算検定【主催】全国珠算教育連盟
【後援】文部科学省
準初段~十段

「日珠連」と「全珠連」の級と段を比較

それぞれの団体に級位と段位があり、日珠連の場合は10級〜1級、その上位が「初段」で最大10段まで段位があります。全珠連の場合も段位については日珠連と同様ですが、級位は15級〜1級まであります。

両団体の違いを表にすると以下の通りです。

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日珠連全珠連

級位1 〜 10級(準1 〜 準3級もあり)1 〜 15級(準1 〜 準6級もあり)
段位準初段 〜 十段初段 〜 十段

級位1 〜 10級(準1 〜 準3級もあり)1 〜 10級
段位準初段 〜 十段準初段 〜 十段

「日珠連」と「全珠連」の受験料を比較

日珠連と全珠連とでは、受験料も違いがあります。以下の級位・段位別の比較表でご確認ください。

珠算検定

日珠連全珠連
1級2,340 円2,400 円
準1級2,040 円2,200 円
2級1,730 円1,800 円
準2級1,630 円1,700 円
3級1,530 円1,600 円
準3級1,320 円1,500 円
4級〜準6級各 1,020 円各 1,100 円
7〜10級各 910 円各 1,000 円
11〜15級なし各 600 円

珠算検定の受験料は設定が細かく、パッと見た感じでは金額の差が分かりにくいですね。

一応、1級〜10級まで全て受験した合計を出してみたところ、「日珠連の方が760円安い」という結果になりました。

暗算検定

日珠連全珠連
1〜3級各 910 円各 1,000 円
4〜6級各 900 円
7〜10級各 600 円

日珠連の暗算検定は一律です。
もう一律でいいんじゃないですか?と思いますけども、全珠連の受験料は細かく設定されています。

珠算検定と同じく計算してみました。

その結果は、暗算検定を10級〜1級まで全て受験するなら「全珠連」の方が 1,000円安く、6級 〜1級しか受験しないなら「日珠連」が安くなります。

段位試験

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 日珠連全珠連
珠算段位2,550 円3,000 円
暗算段位1,220 円1,600 円
同時受験(珠算+暗算段位)2,950 円なし

段位試験については、珠算段位、暗算段位ともに「日珠連」の方が受験料は安くなっています。

珠算と暗算の段位試験を同時に受験できるのは「日珠連」のみで、セット価格のためお安くなります。

「日珠連」と「全珠連」の検定の開催頻度を比較

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日珠連全珠連
珠算1〜3級年3回(2・6・10月)年6回(1・3・5・7・9・11月)
珠算4〜10級年6回(2・4・6・8・10・12月)年12回(毎月)
珠算11〜15級なし年12回(毎月)
暗算1〜10級年6回(2・4・6・8・10・12月)年12回(毎月)
段位試験年3回(2・6・10月)年6回(1・3・5・7・9・11月)

検定の開催頻度で比較すると、「日珠連」より「全珠連」の方が2倍多く開催されています。

「日珠連」と「全珠連」の検定内容と難易度の比較

試験種目の比較

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日珠連全珠連
珠算検定かけ算・わり算・見取り算かけ算・わり算・見取り算・
伝票算・暗算・応用計算・ 開法(選択式)
暗算検定かけ算・わり算・見取り算かけ算・わり算・見取り算
  • 見取り算とは、縦に並んでいる数字を上から下へ順に計算(足し算と引き算)する方法です。

珠算検定では「全珠連」の方が試験種目が多いのが特徴です。後ほど解説しますが、試験種目が多いからといって「全珠連」の方が難易度が高いわけではないのでご注意ください。

尚、「日珠連」では8級以上で「わり算」が試験種目に追加されます。下記では、級や段位別の試験種目を表形式で分かりやすく解説します。

日珠連

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 10・9級8〜1級 段位
みとり算
かけ算
わり算

全珠連

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 15〜10級9 級8〜4級準3〜1級段位
みとり算
かけ算
わり算
伝票算 (※1) (※2)
暗算 (※1) (※2)
応用計算 (※1) (※2)
開法 (※2)
  • 1 ・・・ 伝票算、暗算、応用計算のうち2種目を選択
  • 2 ・・・ 伝票算、暗算、応用計算、開法のうち3種目を選択

検定の難易度の比較

「全珠連」で準3級以上を受験する場合は、試験種目に「伝票算・暗算・応用計算・開法」が追加され、難易度が高いイメージがありますが、同じ級で比較した場合は「日珠連」の方がかけ算・わり算の桁数が多くなっています。

見取り算の桁数で比較してみると、日珠連の3級 と 全珠連の1級 が同じ6桁程度となっています。世間一般的にも「全珠連」の2段が、「日珠連」の1級にあたるとも言われているのが現実です。

これらを踏まえると、そろばん検定は「日珠連」の方が難易度が高いと言えます。

そろばん検定で上位の級や段を取得し、受験や就職への活用をお考えの場合は、「日珠連」をおすすめします。そろばん教室に通う際には、「日珠連」の検定試験を受けることができるかどうかの確認を必ずしましょう。

そろばん検定の合格率

珠算能力検定試験1級(日本商工会議所)の合格率

実施年受験者数合格者数合格率
2023年21,292 人6,084 人28.6 %
2022年23,381 人6,939 人29.7 %
2021年23,512 人7,559 人32.1 %
2020年17,531 人6,027 人34.4 %
珠算能力検定試験1級(日本商工会議所)の合格率

珠算能力検定試験2級(日本商工会議所)の合格率

実施年受験者数合格者数合格率
2023年25,397 人9,255 人36.4 %
2022年28,236 人10,838 人38.4 %
2021年29,416 人12,495 人42.5 %
2020年21,699人9,721 人44.8 %
珠算能力検定試験2級(日本商工会議所)の合格率

珠算能力検定試験3級(日本商工会議所)の合格率

実施年受験者数合格者数合格率
2023年29,053人15,442人53.2%
2022年33,687 人18,123 人53.8 %
2021年35,277 人20,462 人58.0 %
2020年28,223人16,607 人58.8 %
珠算能力検定試験3級(日本商工会議所)の合格率

そろばん検定の申込方法、準備物

申し込み方法

商工会議所や珠算連盟の窓口で、受験申込を受け付けています。

受験の申込方法や申込期間が地域によって異なる場合があり、試験日の2ヶ月ほど前に受験希望地の商工会議所 または 珠算連盟(事務局のほとんどは商工会議所の中にあります)にご確認ください。

そろばん教室も通っている場合には、教室の先生に聞いてみるのが手っ取り早い方法です。

試験当日の持ち物

持ち物
  • 受験票
  • 身分証明書
  • そろばん
  • 筆記用具
  • マスク
  • 必要に応じて座布団

中学生以上の方は、試験当日に顔写真入りの身分証明書(生徒手帳・学生証・運転免許証等)を必ず持参してください。但し、小学生以下は必要ありません。

よくある質問

日珠連と全珠連どちらを受ける方が良いですか?

前述(日珠連と全珠連の検定内容と難易度の比較 )の通り、試験内容に違いがあるため、単純比較はできません。

しかし、「全珠連」での2段が「日珠連」での1級にあたると言われており、一般的に「日珠連」の検定の方が難易度が高いとされています。

そのため、そろばん検定で上位の級や段を取得して受験や就職への活用をお考えの方は、「日珠連」をおすすめします。

検定はそろばん教室経由で申し込むことが多いため、これからそろばん教室に通われる方は「日珠連」と「全珠連」のどちらの連盟に所属している教室なのかを確認しておきましょう。

そろばん検定は飛び級で受験できますか?

はい。そろばん検定(珠算検定)は、どの級からでも受験できます。

いきなり1級を受験することもできますが、そろばんは時間をかけて体に馴染ませていくものです。

初めの頃は反復練習も多いため、モチベーションを維持するためにも低い級のそろばん検定から順に進めていくのが良いと思います。

地道な努力が報われる小さな成功体験の積み重ねが本人の自信にも繋がります。

2人の子供をそろばん教室に通わせている私の経験上、飛び級よりも下級から順に受験する方をおすすめします。

履歴書に書けるのはそろばん何級からですか?

そろばん検定「3級」から履歴書に書けるというのが一般的です。

しかし、どんな検定試験でも「3級」=「スゴイ!」とはならず、2級とのレベルの差は大きいと言われているため、上級者と呼ばれる「2級以上」の取得を目指しましょう。

また前述しましたが、代表的な珠算検定には日本商工会議所と日本珠算連盟(日珠連)が共催している検定試験と、全国珠算教育連盟(全珠連)と文部科学省が共催している検定試験があります。

これらの検定試験は、同じ級や段でも取得難易度に大きな差があるため、必ず正式名称で記載するよう注意しましょう。

珠算検定の履歴書の書き方はこちら

過去のそろばん検定の問題集はありますか?

私が独自に調査した中では、下記が最も良さそうな問題集でした。
落ち着いたらレビュー記事を書きたいと思います。

 

本書は、日本商工会議所主催の珠算能力検定と「まなぶてらす」主催のオンライン珠算検定に完全対応した問題集です。珠算検定3級〜1級の合格を目指す人はじめ、スピードアップしたい、そろばん学習を再開したい人にも適しています。
かけ算・わり算の基本から小数の計算、スピードアップのテクニックまで、そろばん段位取得者が実演しながら説明する動画をQRコードから観ながら学習できます。
さらに本書掲載以外にもダウンロード問題を豊富に用意しており、さまざまなパターンの問題を練習することができます。


また、日珠連の公式サイトには「珠算能力検定試験」「暗算検定試験」「段位認定検定試験」の問題の見本があります。

PDF形式で無料ダウンロードできるため、印刷して活用してみて下さい。

https://www.shuzan.jp/kentei/mihon/

そろばん検定の模擬試験はありますか?

元気そろばん教室が「自宅で受ける新感覚の模擬試験」というものを開催しています。受験料は「楽天市場」で購入できます。

全国オンライン珠算(しゅざん)模擬試験の詳細ページ

そろばん検定の割引やクーポンはありますか?

ありません。

そろばん教室によっては「年間諸費用」などに検定料が含まれている場合もあるのかもしれませんが、基本的に検定試験の割引やクーポン自体は存在しません。

まとめ

本記事では、そろばん検定について解説しました。

年齢別に目指すべき級、検定のメリットとデメリット、代表的なそろばん連盟による検定試験の違いについて詳しくお伝えできたかと思います。

これらの知識を活かし、目標を設定して珠算検定に向けた準備を整えていただければと思います。

小学校の卒業までに1級を目指そう

学年別の目指すべき級の目安について多数のそろばん教室にお問い合わせをしました。

独自調査の結果、『そろばんに向き合う頻度や個人の能力によって異なるため、一概には言えません』という大前提はあるものの、たくさんの回答をしていただけました。

各教室で回答にバラつきはありましたが、共通点として言えることは「年長さんや小学校の低学年から始めて、小学校の卒業までに2級〜段を目指す」というものでした。

小学生を卒業するまでに1級を目指す

これを1つの目安として、無理なく進めるのが良いかと感じます。

私の経験から検定を受ける方へのアドバイス

うちの子の場合、年長さんの秋からそろばんを始めて現在4年生。
秋に3級を受験します。

上級者と呼ばれる2級以上を取得するには、地道な努力が必要な長い道のりがあります。

私の経験からアドバイスできることは、そろばんへのモチベーションを維持させるためにも、そろばん検定で「小さな成功体験」を積み重ねることです。

もしかしたら、この記事を読んでいただいてる方の中には、受験や履歴書に書ける「3級以上の検定しか受けない」と決めている方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、努力の証である賞状やトロフィーは、くじけそうになったとき、再び前を向いて一歩踏み出す力を与えてくれます。これはそろばんに限ったことではありません。

子供の成長にとって大切な自己肯定感を養うことにもつながることから下級の検定であっても積極的に検定に挑戦することをおすすめします。

そろばん教室はどこでも良いわけじゃない!

そろばん教室の体制や講師の教える能力が低いと、当然ながら非効率な教育を受け続けることになります。

そろばんスキルの定着がしにくかったり、検定試験の合格には時間がかかるのはデメリットでしかありません。幼児期や小学校の低学年の頃は時間的に余裕があったとしても、成長と共に習い事が増えたり、趣味が増えることで、そろばんと向き合う時間が徐々に少なくなっていきます。

そろばんは続けたいのに時間的な問題で辞めざるを得ない状況になることは非常に勿体無いことです。

そのような事態を事前に回避するためにも、そろばんの教室選びは重要なポイントです。

決して「友達も通ってる」「家から近い」という理由だけで教室を決めず、教育方針や振替制度の充実度といった選定基準をもとに複数のそろばん教室を比較検討し、総合的に判断してください。

もし、近所に良いそろばん教室がなければ、オンラインのそろばん教室も視野に入れて検討をしてみてください。おすすめのオンラインそろばん教室に関する記事もありますので、よかったら参考にしてみてください。

今回は、以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございました。

そろばんを始める時期や個人差にもよりますが、順調に学習を進めていけば小学生のうちに1級を取得する事は不可能ではありません。

子どもにとって最適なそろばん教室を探し、小学校のうちに1級合格を一緒に目指しましょう!

この記事がそろばん検定に関するあなたの知識を深める一助になれば幸いです。

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